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zoom RSS 『肩ごしの恋人』と恋愛

<<   作成日時 : 2007/10/04 22:01   >>

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9月6日に放映された、『肩越しの恋人』最終回を見終わって・・・
≪ おじちゃまでも、恋愛ドラマを見ますよ〜〜〜 ≫


 「萌」が最後にどういう選択をするのか気になったので最終回の録画を見た。

 結局、腐れ縁の、「るり子」と協力し合いながら、三人!?で暮らしていくことになったようだが・・・
 何も知らずに留学に行く「崇」が、自分の子供がいることを10年後に知ることになるのか?? 続きを書いて欲しい気もするが・・・・

 このドラマは、同名の小説のドラマ化。
 でも、小説を読んだはずなのに ドラマを見ていて何も思い出せない。
 それくらい、小説とドラマの違いがあるのか・・??
 情景が全く違うのだ!

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 欲しいものは欲しい、バカでワガママでどうしようもないけど、美貌と愛嬌で欲しいものを手に入れつづけてきた「るり子」。

 生真面目で面倒見のいい性格が災いして、いつも損な役回りを演じてしまう「萌」。
仕事も恋にものめりこめないクールな女。

 性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳の友情と恋の物語。

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 恋愛至上主義で与えられることしか知らない「るり子」は3度目の離婚と、ゲイの青年に恋をすることで変わってゆき、 男性に対する不信感を拭い去れない「萌」もまた、不倫の恋と、15歳の男の子との共同生活によって変わっていく。

 対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する“幸せ”のかたちとは何か?
女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿を描いている。

 圧倒的な共感を集めた「唯川恵」の直木賞受賞作のドラマ化である。

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 作者の唯川は どういうつもりで この小説を書いたのだろう。

 30歳の女2人の恋愛とか結婚観を通して、女の生き方とか在り方を描いてるけど、現実との乖離は無いか?
 もちろん、同世代の女性たちは同感する部分も多いだろう。

 「萌」が、 “ 仕事、このままでいいのか、でも今やめていいのか ” と 悩んだり、やめてからも、年齢がネックでなかなか仕事がなかったりを観ると、共感する女性は多いだろう。
 “ こんなんでいいのか、… ” と自問自答したりもする貴女がいるかもしれない。

 “今だに安定を得ていないし、やりたいこともできていない。もちろん、余裕だってない。”

 還暦を過ぎた 男が書くことではないかもしれないが、このドラマを観てると、30代の女性のジレンマっていうものを感じてくる。

 「るり子」は、自分は男にチヤホヤされるもんだと思ってるし、ほしいものはなんだって手に入るし、いらなくなったら捨てればいい、って思ってる。
 ワガママで人に迷惑かけっぱなしでどうしようもない奔放な女だけど、彼女はところどころで「もう若くないんだ」ってことを目の当たりにする。
 必死にもがいて若さを保とうとしてるのが、視聴者に「あぁ私も同じ…」と思わせる。

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 確かに自分に正直でいるってことは、なかなか難しい。
 自分を、あんな風にさらけだせるのは、視聴者にとってはうらやましい気がするだろう。
欲しいものを我慢するよりも、「欲しい」と言って手に入れられるなら・・

 でも、現実にはそうはいかない。

 「幸せでいたい、安定した人生を送りたい」と、いうのは誰もがもっている欲望だろう。
 そうなるように努力だってしてるのに、・・・・

 30代の女性には身につまされるドラマだったかもしれないと思う。




小池真理子の『秘密』にある、彼女と唯川恵の対談に・・・どんな男とでも恋はできるとあった。


唯川: 
 恋する人間にとって、相手がどういう人間かは究極的には関係ない。

小池: 
 恋っていうのは一つの幻想、非日常の中に生まれる幻のようなものだから。恋に落ち
てるときは、「あ、この人じゃなきゃだめだ」ってもちろん思ってるけど、終わってみると、「その前に恋した人とどういう違いがあったんだろう」って(笑)。

唯川: 
 例えば目の前に五人の男性がいて、その中の一人とっき合うことになったとしても、ひょっとしたら別の男性を好きになっていたかもしれない。 誰を好きになるかなんて本当にわかんないことで、ものすごい理由があるわけでもない。でも好きになったらそれが恋になってしまう。
 相手がAさんであろうとBさんであろうと。

小池: 
 恋なんて、一瞬、何か魔法をかけられたような状態になれば、あとは気持ちが勝手に転がっていく。魔法が解けるまでは幸せの日々(笑)。

唯川: 
 でもどんな魔法もいつかは必ず解ける。一生解けない魔法なんてない。

小池: 
 あり得ないですね。結婚生活なんて魔法が解けた段階から始めるわけだから、とても妥当な、いい意味で非常に冷めた形の共同生活とも言えるわけです。もっと言うと、その人とじゃなくても成立する可能性がある。そういう心の綾というか、柔らかさは、女性の方が多分に持ってますね。


(中略)

小池: 
 『肩ごしの恋人』で、15歳の崇くんがヒロインに向かっていいこと言ってましたね。
「あなたは抱かれたいんじゃなくて、抱きしめられたいんじゃないのか」って。
あれ、しょっちゅう思いますよね。
 「抱いて」っていうときは別にセックスじゃないのよね。 その抱きしめられたいっていう感じを15歳の男の子にさらりと言わせたとこなんかはとってもよかったです。

唯川: 
 ただ恋愛って深まっていくごとにどうしても性から離れていきますから。
 一旦は通る道なんですけど。

小池: 
 通過して、それがなくてもよくなってしまう。

唯川: 
 全くないのは寂しいでしょうけど。

唯川: 
 だから人妻が恋愛したがるのも、褒められたいだけでなく、人肌に触れたい、そこをしっかり通過したいっていうシンプルな気持ちもあるんじゃないかと。

小池: 
 あとやっぱり、平均寿命が女性は80歳過ぎまで延びているにもかかわらず、たかだか40代や50代の時期にずっと亭主だけ見つめて、他の男を振り返りもしないでいるなんて、これは不健全なことですよ(笑)。不自然、不健康、不道徳(笑)。
唯川: 
 自分に対して不道徳ですね。
唯川: 
 本当に日本の男性が早く大人になって、40代、50代になっていく女性をもっと綺麗にしてほしいなと思う。

小池: 
 人生を降りちゃったような感じになるのは男の人の方が早い気がする。男性にはずっと現役、死ぬまでエロティックな存在であってほしいな。

唯川: 
 この間藤田さんとお話ししてて本当におかしかったんですが 「中年カップルが初めてセックスするときって、女の人は 『私のお腹出てるかしら』とかいろんなこと考えてるだろうけど、男だって実は『俺はやれるだろうか』 って考えてるから、結局お互いに自分のことしか考えてないんだ、気にすることはないんだ」 っておっしゃってて(笑)。

小池: 
 私も「できるかできないかなんて、女には関係ないんだから」と口を酸っぱくして男一般に励ましの工ールを送ってます(笑)。

唯川: 
 セックスってすごく広い範囲で考えちゃってもいいですよね。手をつなぐところからセックスが既に始まっているとも言えるわけだし。

小池: 
 それこそ食事をしてるときからセックスですよ。

唯川: 
 だから、恋が一番面白くなってくるのは中年以降だといわれるのも、ああそうなのかなって思うんですよ。 恋は幻だと知っている、半分醒めながらする恋ってことで。
(以下略)

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「肩越しの恋人」は奥が深い小説でありドラマなのかもしれない。

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