落花流水【 愛燦々と! 】

アクセスカウンタ

zoom RSS 【落花流水 私日記(72): うるう年・自然・音楽 】

<<   作成日時 : 2008/03/04 22:26   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

〈第七十二回〉《 H20.2.26-H20.3.3》  

  自然はやさしい案内者である  


02/26
 夜空に ひときわ冴えわたる 青白い星

 今、夜空でひときわ明るく青白い光を放っているのはシリウスだ。

 古来中国では、そのひと際光る青白い星をオオカミの目にたとえて「天狼星」と名づけた。
 そして、その下方には 大弓に矢をつがえた形に見立てた弧矢八星という星座があり、その狙った矢は天狼星を向いている。
 中国の人は青白い輝きに不吉なものを感じたのだろうか・・??

画像



 野尻 抱影著「星三百六十五夜」によると、「青雲の衣、白霓の裳、長矢を挙げて天狼を射る」(楚辞)というように 詩文でも「天狼を射る」という言葉が使われたという。

 そのシリウスも 都会の汚れた空では・・・
 明るすぎる夜空では見ることも少なくなった。

 子供達も夜空を見上げる事が少なくなったような気がする。
 家に帰れば、TVにゲーム。
 そして、塾通い。

 もっとも、夜に外で遊ぶと危ない時代ではあるが・・・・

 地球温暖化の問題も大事であるが 自然を知ることも大事である。
 自然を学ぶ事から環境問題も捉えられるのだから・・・・



02/27
  第18回新日鉄音楽賞 

 第18回新日鉄音楽賞が決まった。

 フレッシュアーティスト賞に上原彩子氏(ピアニスト)が、特別賞に木之下晃氏(写真家)が選ばれた。

 フレッシュアーティスト賞の上原彩子(Ayako Uehara)は2002年の第12回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。
 その後の、さらなる研鑽と、音楽家としての資質を高めた彼女の、ここ数年間にわたる充実した活躍ぶりと、演奏における音楽の内容の豊かさが高く評価されて、今回の受賞となったものだ。

画像


 彼女は1980年、香川県生まれ。 
 1992年ドイツの第3回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールA部門第1位を皮切りに、2000年3月には第5回浜松国際ピアノアカデミーに参加し、アカデミー史上、初のグランプリを受賞。

 2003年7月、シドニー国際ピアノコンクールにて第2位及びピープルズ・チョイス賞等多数の賞を受賞。
 2002年6月、第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門において、女性としては史上初めての第一位を獲得した。

 M.ロストロポーヴィチ、L.マゼール、小林研一郎、大友直人等の 各氏の指揮のもと、国内外のオーケストラのソリストとしての共演も多い。
 2004年12月にはデュトワ指揮NHK交響楽団と共演し、2004年度ベスト・ソリストに選ばれた。



 特 別 賞の木之下晃氏(Akira Kinoshita)はフリーの写真家として40年以上にわたって、音楽家、劇場やホールなど、クラシック音楽をテーマに撮り続けてきた。
 卓絶したカメラアイによって、演奏そのものや音楽家の本質的な面を浮かび上がらせた彼の写真作品は、クラシック音楽界を側面から支えるものであり、その功績が高く評価されたものである。
 音楽賞に写真家が選定されたという事が面白い。

画像


 木之下晃氏は1936年、長野県生まれ。
 中日新聞社、博報堂を経て、フリーとなり、現在は音楽写真家。

 『小澤征爾の世界』(1981年・講談社)、『世界の音楽家』(全3巻)(1984年・小学館)、『巨匠カラヤン』(1992年・朝日新聞社)、『渡邉暁雄』(1996年・音楽之友社)、『朝比奈隆−長生きこそ最高の芸術』(2002年・新潮社)、『カルロス・クライバー』(2004年・アルファベータ)、『武満徹を撮る』(2005年・小学館)、『アルゲリッチ』(2007年・ショパン)などの写真集がある。

 また、展覧会では、 2002年『世界の音楽家〜100人の巨匠』(松本市美術館)、同年『20世紀の音楽家』(愛知芸術文化センター)、2005年『世界の巨匠〜101人』(ミューザ川崎シンフォニーホール)、2006年『世界の音楽家〜104人』(茅野市美術館)、同年『Dear Maestros』(銀座・和光)、などを開催している。

 1971年日本写真協会賞新人賞、1985年第36回芸術選奨文部大臣賞、2006年日本写真協会賞作家賞を受賞。2007年に紺綬褒章を受章した。
 このような人が選ばれたことを喜びたい。


 一方で・・・ジョニの名曲をハービーの演奏で・・・
 昨年カムバックしたジョニ・ミッチェルの曲をジャズピアニストのハービー・ハンコックが演奏したアルバム「リヴァー」(ユニバーサル)がグラミー賞の年間最優秀アルバム賞を獲得した。

 ジョニは1943年生まれ。
 二人とも1960年代から活動を続ける大ベテランで友人同士である。

 ハービーは9年ぶりのアコースティックアルバムの素材にジョニの名曲を選んだ。
 理由は、 「彼女の詞は、天才的で洞察力にあふれ、世の中で何が起きているかを明らかにしている。

 だが、平和への希望にも満ちている。私はジョニの世界を物語として、今こそ語る必然性があった。音楽的というより人間的な作品なんだ」と云う。

 ハービー・ハンコックの「リヴァー」については、H19.10.19のブログを参照下さい。
 クラシックもジャズも素晴らしい。


02/28
 今年の 「熱狂の日」は・・

 ラ・フォル・ジュルネのチケット先行販売に間に合った。

 5月の連休に東京フォーラムを中心に開催される『熱狂の日』
 うっかりして、チケット販売に間に合わないところであった。
 先行販売が23日から3/1まで。

 気がついて慌てて申し込みをする。

 今年はシューベルトが中心である。
 
 http://www.t-i-forum.co.jp/lfj_2008/


 シューベルトの音楽は優しい。

 一番のお気に入りは交響曲第9(7)番『ザ・グレイト』。
 この曲の美しさを フルトヴェングラーのレコードで発見した。

 第1楽章は遅いテンポで始まっていく・・・
 この交響曲は、単純きわまる音楽が執拗に繰り返されるところがあるが、それを壮大な交響的構築物に築き上げていく・・・
 続く第2楽章になると、テンポは極限にまで遅くなって・・・微妙に揺れ動くテンポの中でシューベルトらしいロマンティシズムが溢れてくる。それは、スケルツォに入っても変わらない。

 しかし、最終楽章になると状況は一変してくる・・・・
 有名な、シューマンのセリフにある「天国的」と称される楽章であるが、フルトヴェングラーはここで、すさまじいエネルギーを燃焼させる。

 まさに、シンフォニックな音楽としての「ザ・グレート」の理想的な姿がここに提示されているのだ。

 8番の『未完成交響曲』と5番の交響曲は ブルーノ・ワルターのレコードで開眼したが、これは真に優しくも哀しいメロディー・・・

 未完成の第二楽章の消え入るような終わり方は涙が出てくる。

 あれは、昭和40年頃であったか・・・


 茂木健一郎の 『すべては音楽から生まれる 脳とシューベルト』を待つまでもなく、クラシックの持つ脳への役割は大きい。

 彼の言うように、人生とは、自分だけのハーモニーを奏でることなのかもしれない。

 今回は、このお気に入りのチケットをゲットできた。
 楽しみである。




02/29
  うるう年 
 

 1288年、スコットランドのマーガレット女王は少し風変わりな法令を布告した。
 その統治中、未婚の娘は閏年ごとに誰でも好きな男性に求婚できる。
 相手の男性が拒めば1ポンドの罰金を払うか、絹のガウンを女性に与えねばならないというのだ・・・・

 同じような法はフランスにもあり、15世紀のジェノバやフィレンツェでも慣習になっていたそうだ。
 面白い風習であるが、このような風習はどのようにして出てきたのだろう。
 男性優位の世界に風穴を開けようとしたのだろうか・・??
 バレンタインデーと 重なって見える。

 閏年を英語ではリープ・イヤー(跳躍の年)と呼ぶ。
 宇宙の摂理に従って動く天体の動きと、人為的に作られた暦の間のズレを補正するために跳び越える閏年である。

 今日はその閏日だが、天体の動きを詳細に研究し未知の惑星Xの存在を予測した神戸大の研究成果の発表が偶然ではあるが この時期と重なった。
 
 太陽系に「惑星X」の可能性?
 
 つい最近、冥王星が太陽系の惑星の座を追われたと思ったら・・・
 太陽系の果てに、これまで発見されていなかった未知の惑星が存在する可能性があるとの研究結果を、神戸大の向井正教授(地球惑星科学)の研究チームが27日、発表した。

 シミュレーションで理論的に存在を予測したもので、理論が正しければ、早くて5年後に新惑星が発見できるだろうという。
 この「未知の惑星X」は太陽から約255億キロ(太陽−地球間の平均距離の150倍)にあるという。

画像


 質量は地球の0・3〜0・7倍で、当然氷に覆われているようだ。
 地球の公転軌道面より大きく傾いた楕円形で公転しているため、これまでの観測体制では見つからなかった可能性があるという。

 それにしても・・・
 太陽系の惑星は、06年の国際天文学連合の全体会議で定義が決まり、冥王星が惑星から除外されたほか、冥王星より大きい天体「エリス」も惑星と認められなかったというのに・・・

 太陽系ですら 分からない事が多い。

 分かれば分かるほど 分からない事が増えてくるこのパラドックス!!

 40億年の太陽系の歴史のシミュレーション!!
 次の閏年には、太陽系の新顔が見つかっている可能性もある。

 それにしても、閏年とはおかしなものである。
 2/29生まれの人は 誕生祝をいつするのだろう・・??



03/01
  自然はやさしい案内者である 
                                  ミシェル・ド・モンテーニュ

 日常生活に明け暮れ、自然をゆっくり感じたり楽しむ余裕が無くなってきた現代こそ、自然に学ぶべき事は多いであろう。
 

 16世紀のフランスを代表する思想家、モンテーニュは1533年2月28日、フランス南西部で生まれた。
 今から475年前も昔の事である。
 この年は閏年ではなかったが・・

 表記の言葉は、多忙な公務のかたわら、死の直前まで書き続け、世界の哲学者に影響を与えた「随想録」にある言葉である。

 自然はやさしい案内者である。 賢明かつ、公正で、しかもやさしい。

画像


 なんという美しい響きであろうか・・・
 自然を謙虚に観察する。
 自然は賢明である。
 自然は分け隔てをしない・・・公正である。
 
 太陽は等しく陽光を降り注ぎ、空気は等しく皆に与えられている。
 自然の中で生きるものは恵を受ける。

 もちろん、自然は荒々しい面も覗かせる。
 それは、自然の理解を深めさせる。
 荒々しさは、優しさの裏返し・・・・・

 随想録にある次の言葉も痛い言葉である。

 『 知恵と学識を増大しようとする欲望こそ、人間堕落の第一歩であった。
 この道によって人間は永遠の苛責へと陥った』

 モンテーニュ,パスカル,ラ=ロシュフーコー等はモラリストの代表とされる。
 モラリストとは,現実の人間,社会を観察し,人間性や風俗・習慣に様々な視点から考察を加え,これらを鋭利で圧縮した文章でまとめあげていく作家たちのこと。

 モンテーニュが言った「ク・セ・ジュ」(私は何を知っているであろうか)という懐疑から始まり,自己追求を続けていく作家たち・・・・

 『随想録』の「はしがき」にこう書いている。

 「私はただ,自分の親類のものや友人たちの楽しみ慰めのために,これを書いたのです。
 つまり彼らが私を失ったら(やがて彼らはそういう目にあわなければならないのです),

 この本を見て私の気分・気質のいくらかの特徴が容易に思い出せるように,いやこの本を読むことによって,彼らが従来私について思い抱いていた知識をいっそう完全な,いっそう生きたものにしてくれるようにと,ただそう思って書いたのです。」


 現代でも「ク・セ・ジュ」は生きている。


03/02
 春の準備


 寒かった冬も終わり陽光がまぶしくなった。
 春に向けて、手入れの疎かになっていた庭の植木類の手入れをする。

 落ち葉や枯葉・・・ 
 立ち枯れした草・・・
 茂りすぎた木の枝・・

 剪定と掃除で結構時間が掛かる。

 しかしながら・・・・・
 手入れをした庭は綺麗になった。

 そろそろ 擬宝珠も芽を出す頃だ・・・・
 春が待ち遠しい!!




03/03
  黄砂飛来 

 2日午前、西海岸地域で始まった黄砂が拡大し、3日午前から黄砂が押し寄せてきた。
ここ木更津でも空全体が薄く霞んできたようだ。

 気象庁によると、微細粉塵の濃度が立方メートル(㎥)当たり最大6000マイクログラム(μg)に達する極めて強い黄砂が、先月29日、ゴビ砂漠の南側で発生した後、3日午後まで全国が黄砂の影響圏に入ると予報した。

 この、黄砂粒子はいったん大気中に舞い上がると、比較的大きな粒子は重力によって速やかに落下するが、小さな粒子(粒径が数μm以下)は上空の風によって遠くまで運ばれ、太平洋を横断し、北米やグリーンランドへ輸送されたことも報告されている。


画像


 一般に黄砂は中国大陸の砂漠地帯で巻き上げられ偏西風に乗って中国の工業地帯のスモッグを通過する際に、大気汚染物質を吸着し汚染物質に変身する。いわゆる健康被害の原因物質になりうるものだ。

 黄砂で問題なのは、日本に到達する黄砂は北京に到達する黄砂よりも粒子が細かいため、黄砂による健康被害に気がつかず単なる花粉症だと思い込んでしまうようだ。

 中国は急速に工業化を進めているため、砂漠化が進行し衛星写真で確認できるぐらいの黄砂の発生回数が増えてきた。
 日本では、浜名湖より東の地域は、日本アルプスが壁になるため、大量に黄砂が飛散する頻度は西日本より少なくなる。


 だが,悪い面ばかりではないらしい。

 まず,黄砂が運ぶリンがハワイ諸島のモロカイ島などの森林やハワイ沖のプランクトンに欠かせないといわれている。
 また,黄砂が空中を漂うことにより大きな日傘となり,太陽放射を宇宙へ反射し,地上へ届くエネルギーを減らし,温暖ガスとは反対の冷却ガスとして働いているという。

 さらに黄砂は炭酸カルシウムを含むアルカリ物質であるため,空中を漂う際に酸性雨の原因物質の二酸化硫黄や窒素酸化物と化学反応し,酸性雨を中和しているという。

 1年間で日本に降る黄砂の量はざっと100〜300万トン。その中には肥料分となるリンが1,000〜3,000トン含まれている。
 それだけ国土が増えて豊かになっているともいえる。

 このように黄砂もモンテーニュの言うように 「ク・セ・ジュ」。
 自然は良い面と悪い面を持っている・・・・

 但し、「お年寄りや体の弱い人、子どもは不要な外出を控えるほうが良い」かもしれない。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
【落花流水 私日記(72): うるう年・自然・音楽 】 落花流水【 愛燦々と! 】/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる