落花流水【 愛燦々と! 】

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help リーダーに追加 RSS 結婚と恋愛の両立

<<   作成日時 : 2008/05/01 09:46   >>

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 『掟やぶりの結婚道』 : 石坂晴海
                              講談社文庫



 結婚した人たちは、当事者同士以外には性交渉をもたない、と普通は思われている。
 配偶者以外との性交渉は、立派な離婚の理由になるし、だいたいが家庭の平穏が大きく脅かされる。 
 既婚者の恋愛には破壊力がある、のだそうだ。

 結婚の掟はただひとつ、性的拘束による性的独占関係である。
 結婚したらもう他の人を好きになるのはよくないし、もちろん寝たりしてはいけない。
 民法ではそれを「貞操権の侵害」と呼ぶ。

 
 この本は、女性側からの恋愛や結婚についての鋭くて深い洞察。


 ヒトは恋する動物である。そして飽きる動物である。
 女は恋も愛も精神論でいきたい。
 そうはいかないのが男の生理。

 なぜ結婚するとセックスレスになるのか?
 なぜ結婚しても恋愛したがるのか?

 ふたつが両立しないなら男女の関係はいつまでも不幸だ。
 そもそも不倫ごときで家庭を壊していいのか!?

 等など・・・超過激な結婚論である。


 そして、女性の側からの 恋愛感でもある。
 渡辺淳一 ばりの 女性版とでも 言おうか・・


 一部を、紹介すると・・・

 「幻想は崩れるよ。 でも実際はもっとひどい。 
 エゴ、タカビー、がめつさ、嫉妬深さ、陰湿、冷淡、ヒステリック、まだまだあるけど、そういう生身の女の子のすさまじさに 男はことごとく傷つけられながら、ようやく安全な身の置き所を見つける。
 それがおじさんという立場なんです」



 「会話がない。たったこれっぽっちのことで不倫に走る。
 なぜなら女にとって 「しゃべる」 は快楽でありエクスタシーだからだ。
 その快楽を無視という屈辱的なやり方で取り上げられる」



 「オンナは言葉を覚え、オトコは顔を覚える、と聞いたことがある。
 自分を小バカにしたようなあの時の顔、ヒスを起こした時の夜叉のようなあの顔、は克明に記憶するらしい。
 しかし言葉はほとんど覚えない。
 実際、オンナから見るとオトコの言語記憶能力は赤ん坊並みである」


 等など・・・


 結婚によって誕生した家庭が、男女の「性的拘束」という信頼関係に基礎をおいているとすれば、家庭は男女の当事者だけに支えられている。

 しかし、彼女は思う。
 今や、こうした結婚感は機能しなくなっていると・・・。

 なぜなら、「性的拘束」という信頼関係は、きわめて脆いものだから・・・
 男と女の関係を一人と決めてしまった結婚という拘束。
 
 しかし古今東西、多くの男女が配偶者以外と恋愛をしてきた。
 それが自然な行為であったから・・・


 不倫で命を落とした人間は数多い。
 世界史上も日本史上でも、不義密通をさせないために、身も凍るような「おしおき」が行われてきた。
 火あぶり、焼きごて、鞭打ち、性器の切除など等。
 
 それでも恋の炎は燃え盛った。
 不倫はなくならないだろう。
 そのくらい人は恋に情熱をかけてきたのだから・・・・
 人は恋をする動物であるのだから・・・


 わが国では、既婚者は配偶者以外と、性交渉をもってはいけないと言われる。
 だが、しかしである・・・
 イスラムを始めとし・・・一夫多妻制をとる地域は多いのだ。


 著者は、配偶者以外を好きになるのは悪いことか、結婚と恋愛は両立しないのか、と問う。
 その結論は、
結婚と恋愛は両立する、両立させるべきだ 
 という。

画像


 「結婚」は夫婦のものだろう。しかし「家庭」は子供や老人や病人といった弱者のもののはずである。
 そして「恋愛」は個人のものなのだ。
 この三権分立が守られない限り人は人間らしく生きていけない、もうここから先はそういう時代なのじゃないだろうか。

 と・・・


 結婚に愛情なるものを持ち込み、一生愛することを誓うなどというのは、外来のものだ。
 元来、わが国の結婚には、性的拘束力がないともいう。


 恋愛は生活の一部であって、すべてではない。
 とすれば生活という、もっとも幅の広いものを大切にしよう。
 何十年という長期にわたる生活から、にじみでる男女関係も重要である。


 日本人の結婚観、恋愛観に 一考を与える本である。



 著者は1960年横浜生まれ。
 著書に「やっばり別れられない」講談社文庫、「×一の子どもたち」扶桑社、「脱コウネンキ宣言」中央公論社、「オンリー・ラブ 進化する結婚」現代書林など。

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内 容 ニックネーム/日時
はじめまして〜

女とか男とか関係なく一緒にいて楽しいって、感じ合える関係が好きです。
レモ
2008/05/01 20:31

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